Re-Board®(リボード)とは

スウェーデンで開発された紙100%で作られた循環型素材で、日本には2008年に上陸しました。

従来の紙素材では耐久性や加工特性の問題で製作が難しかったデザインや強度保持もRe-Board®(リボード)であれば実現できます。さらに今まで木工をはじめ“マルチマテリアル”でなければ製作できなかった大型ディスプレイ、什器、家具などもRe-Board®(リボード)で製造が可能になり、軽量で100%リサイクルが可能な素材という点からも、多くの業種業態で注目されています。
国内で最もポピュラーな素材の厚みは、16mmもあります。
SDGs推進という観点もあり、特にヨーロッパではRe-Board®(リボード)へのマテリアルチェンジが進んでいるようです。

Re-Board®(リボード)ディスプレイ・什器の特徴

主なメリット
  • 耐久性・印刷適性が高く・軽量・フラットパック搬送・組立がカンタン・使用後も100%リサイクルが可能。
  • 今までの紙素材ではできなかった構造設計やデザイン性に優れた造作物の製作が可能。
主なデメリット
  • 素材が紙のため、屋内使用のディスプレイ・什器・造作物製作物に限ります。
  • 工作機械は主にヨーロッパからの最新機器で、印刷・カッティング加工などを行いますが、日本基準の品質に合わせるためには、設計ノウハウの蓄積が必要です。加工工程も手作業で行う部分が多くあるため納期がかかり量産できる工場も極めて少なく、加工基準も各社毎によってバラツキがあります。
  • スウェーデン製輸入素材のため、資材サイズが、ユーロサイズ(1600×2200/1600×3200mm)となり日本国内基準の寸尺サイズ(2400×1200/1800×900mm)と異なりますので、国内基準での什器サイズの場合などは資材の取り都合は悪くなります。

主な製作工程

  1. 設 計 CADで形状構造設計

  2. 印 刷 直接、Re-Board®(リボード)素材にUVダイレクトインクジェットで印刷

  3. デジタルカッティング加工 形状に合わせて1枚づつカット

  4. その他の加工 エッジモールなどの付帯物の加工取付

  5. セットアップ・出荷

弊社は上記のすべての工程ならびに前段階での企画立案、意匠デザインにおきましても原則、自社で行っております。

さらにRe-Board®に関しての認識を深めたい方は、
検索サイトにて「リボード」と検索していただければ情報収集が可能かと思われますのでご自身でお調べになってください。